Design Hub は、Chemaxon が提供する、DMTA ワークフローを管理するためのクラウドベースの共同作業プラットフォームです。このたび、弊社のツール「Reactor」からの機能が統合され、創薬ワークフローにさらなる機能が加わりました。
ユーザーは、内蔵された変換ライブラリから反応を選択することで、化合物の展開(列挙)が可能になりました。本ライブラリには、炭素-炭素クロスカップリング、N-アリール化、アシル化、スルホニル化、アジドの環化付加反応など、重要なライブラリ形成反応が数多く含まれています。これらの各反応には、選択性、反応性、排他性に関するルールが注釈として付されており、定義された変換によって合成が困難な化合物を回避できるよう設計されています。
この反応ベースの展開機能は、既存のMarkush 構造に基づく展開機能を補完するものであり、ユーザーは候補化合物を迅速に生成し、その後 Design Hub の化合物計算および予測ツールを用いて意思決定を支援することができます。
主な機能:
- 統合された反応ライブラリ:多様な変換反応の中から選択可能
- 反応ルールによる注釈:選択性・反応性・排他性を確保
- 強化された展開機能:反応ベースと Markush ベースの展開を組み合わせ可能
図1. Design Hub の反応展開ツールにおける反応一覧と各反応の詳細

現在の Design Hub ユーザーは、ツールバーの「New」ボタンから反応展開機能にアクセスすることができます。
ウォークスルー
Design Hub における反応展開機能の詳細な操作手順については、以下の動画をご覧ください。動画では、化合物を Design Set に追加する方法や、Design Hub で利用可能になった新たなアクションの数々を確認することができます。
Design Hub の機能についてさらに詳しく知り、創薬ワークフローの可能性をどのように拡張できるかをご覧になりたい方は、こちらの包括的なリソースページをご参照ください:
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