第4回スクリーニング学研究会 http://screening.web.wox.cc/novel4/cate2-1.html
日時 : 2013年11月29日(金) 9:00 - 20:30
会場 : 東京大学 伊藤謝恩ホール(本郷キャンパス)
本研究会におきまして、弊社はチュートリアルセッションでの化合物法令管理に関するトピック提供、ポスター発表、企業展示に参加いたします。
チュートリアルセッション
タイトル : 「化合物法令管理の最新動向 ~ワークロードと不安をいかに軽減するか、海外製薬企業の取り組みも含めて~」
講師 : パトコア株式会社 インターナショナルセールスマネージャー 松本佳子
化合物を取り扱う企業において、規制化合物を適正に取り扱う事は企業コンプライアンスの観点から非常に重要です。万一法令に違反した場合、刑事罰や行政制裁に加え、企業イメージの悪化や売上の落ち込みなど、経営に大きな影響を及ぼす可能性があります。 しかし、実際のところ法令は大変に複雑で、各組織において化合物を取り扱う全ての人が、全ての規制化合物を把握する事は現実的ではありません。
製薬企業を中心として、合成を行なう前の段階で、合成しようとしている化合物が法令の該当物質でないかどうかを確実に把握するため、電子ノートブックシステム(ELN)と連携して構造式から法規制判定を行うシステムへのニーズが高まっています。 またほかにも、試薬を購入・保管・廃棄する時や、海外を含む共同研究先・CRO等との化合物のやりとり(輸出入)、法令に変更があった場合の対応など、日常業務のさまざまな場面で規制化合物のチェックが必要になります。
これらの業務にかかるワークロードや担当者の不安を軽減するために、現在どのような解決策があるのか、包括規制に対応するためのMarkush技術の利点や、海外製薬企業の取り組みに関する最新動向 などのトピックを分かりやすくご紹介させていただきます。
パトコア株式会社(本社:東京都品川区)は、大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市中央区)に、試薬管理システムCRAISReagent、法規制化合物チェックシステムCRAISCheckerを導入致しました。これらのシステムは大日本住友製薬の試薬を取扱う全研究所に導入され、2013年1月より本稼働しております。化学物質に関するコンプライアンス体制の強化、試薬の購入から廃棄までのプロセスの一元化、試薬に関わる経費の削減、購買システムとの連携による購買フローの効率化に寄与することが期待されています。
次世代試薬管理システム「CRAIS Reagent(クレイスリエージェント)」について
CRAISReagentは、生物系及び化学系を問わず、あらゆる試薬の購入から廃棄までをトータルにマネジメントする次世代の試薬管理システムです。コンプライアンス対応、研究環境の安全性向上、期末在庫の迅速な集計など、試薬管理プロセスを総合的に改善します。
法規制物質チェックシステム「CRAIS Checker(クレイスチェッカー)」について
CRAIS Checkerは、化学構造式から、法令で規制されている物質か否かを特定するシステムです。
本年から始まった指定薬物の包括規制にも対応しており、複雑化する化学物質規制への対応をより確実、効率化することが可能です。
2011年7月- このほど、独立行政法人理化学研究所の理化学研究所の試薬管理システムに法規制物質チェックシステムCRAIS Checkerが導入されました。 本システムは理化学研究所の試薬管理システムに組み込まれます。
麻薬や覚せい剤、毒物など、化学物質を規制する法令等に基づく、試薬類の適正な管理が求められておりますが、非常に多種の化合物を扱う研究所ではそれらを最新の法令等について判定する際、非常に多くの労力が必要となっておりました。
CRAIS Checkerは化学物質の普遍的な表記方法である構造式から、法規制物質の該非を瞬時に判定するシステムで、これまでに製薬・化学企業で多くの実績を有します。
2011.4.20 - 東京化成工業株式会社とパトコア株式会社は法規制物質チェックシステム「CRAIS Checker」の契約を締結いたしました。
麻薬・向精神薬や毒物・劇物などの法規制物質は、その所持実態を確実に補足し適正に取り扱うことが法律により求められております。試薬メーカーは、様々な企業に試薬の規制情報を提供する必要があり、これまでも厳重なチェックシステムにより法規制のチェックをおこなってきました。しかし、近年は法規制物質が年々増加傾向にあり、更にその法令や規制物質の複雑化により規制該非の確認をより慎重に行う必要が出てきました。
今回、東京化成工業では、法規制チェックシステム「CRAIS Checker」を採用し、より一層のチェック強化を推進すること致しました。また、今回「CRAIS Checker」はクラウドによりサービスが提供され、自社内にシステムを設置するのに比べ、ハード投資や運用の手間が大幅に削減されます。
「CRAIS Checker」について
パトコア株式会社は国内で初めて、構造式に基づく法規制物質判定システムを商用化しました。本システムはこれまでに、大手製薬企業を中心に多くの企業で採用されております。
https://patcore.com/product/crais_checker/
試薬管理システムなどと連動し、研究者に負荷をかけずに、化学物質関連のコンプライアンス強化
2011.4.6 - パトコア株式会社は、田辺三菱製薬株式会社と法規制物質チェックシステム「CRAIS Checker」の国内サイトライセンスの契約を締結いたしました。
医療用麻薬・向精神薬や毒物・劇物などの法規制物質は、その所持実態を確実に補足し適正に取り扱うことが法律により求められております。 特に製薬企業では、極めて多品種の化学物質を日々取り扱う一方、法規制は年々増加傾向にあり、社内で取り扱われる化学物質の規制該非を確認する為の作業は大変な労力と時間を要しています。
「CRAIS Checker」は化学物質の普遍的な表現方法である化学構造式により法規制を判定するシステムで、今回、田辺三菱製薬では、同社の戸田事業所、横浜事業所、加島事業所において、全ての研究員が本システムを利用することとなります。 また、同じくパトコア社製の試薬管理システム「CRAIS Reagent」などのシステムと有機的に連動させることで、ルーチン作業の中で自動的かつ強制的に規制物質の検出が可能となり、さらに法規制対応を強化します。
CRAIS Checkerについて
CRAIS Checkerは化学構造式に基づき法規制物質を判定するシステムです。CRAIS Checkerを用いると、煩雑な法規制該非の判定を迅速・正確に行うことが出来ます。電子実験ノートや試薬管理システムと連携し、研究者に負担をかけずに法規制化合物の適正な管理が推進できます。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
https://patcore.com/product/crais_checker/