QuickPat

メドケムが嬉しい:容易な操作で迅速に実験項作成

  • 実験項作成作業時間の⼤幅短縮
  • ウィザードによる作業
  • メンバーと同時に作業が可能
  • 豊富なデータチェック機能によるサポート
  • オートテキストによる正確な⼊⼒アシスト
  • 略語リスト、定型⽂を⾃動作成 論⽂作成(⽇/英)にも活⽤可能

マネージャーが嬉しい:プロジェクト内のデータが把握できる!

  • チームの電⼦ノート、データベースが⼀望
  • 前任者からの引継ぎがスムーズで⼈材の流動化にも対応
  • 実験項作成作業時間の大幅短縮
  • データチェック(化合物名、数値、略語)の省力化
  • ケミストとリアルタイムのデータ共有

知財部門が嬉しい:プロジェクト内のデータが把握できる!

  • チームの電⼦ノート、データベースが⼀望
  • 前任者からの引継ぎがスムーズで⼈材の流動化にも対応
  • 実験項作成作業時間の大幅短縮

実験項作成の流れ

 

1.実施例指定

実施例からE-noteをさかのぼってサーチ

  • ウィザードによるサポート
  • PJコード、実験者、期間、ノート別による検索
2.スキーム整理

実自動取得したスキームの整理

  • ベストモード選択支援
  • 共通中間体を自動認識したスマートなスキーム解析と描画
  • 収量/収率/合成者
  • 重要度に応じたルート選択
3.ロット選択

実験項で使用するロットの確定

  • ベストモード選択支援
  • 収量/収率/データ量/合成者
  • ロット自動選択機能
4.データチェック

実施例からE-noteをさかのぼってサーチ

  • オートテキスト支援(数値、化合物名、定型文)
  • データチェック支援(理論値/実測値)
  • 命名支援(構造式⇒和名、IUPAC名自動生成)
  • 日/英対応
5.実験項出力

明細書出力

  • 定型文自動作成
  • 略語一覧作成
  • 構造式リスト作成
  • 和文・英文での出力

 

資料ダウンロード

Reactor

合成可能なバーチャルライブラリーの作成

Reactor は、ルールベースの前方合成エンジンです。定義された反応スキーマに基づき、多数の反応物に対して仮想反応を実行し、対応する生成物を生成することができます。予め用意されたChemaxon が提供する反応スキーマを使用することができます。また、ユーザーが独自に定義した反応スキーマを用いたり、既存の反応スキーマを変更したりすることもできます。

【NEW】反応実行速度が大幅にアップ!

Reactorは最近のアップグレードにより、桁違いの高速な反応列挙が可能になりました。コアとなるReactorエンジンの大幅な最適化の結果、API、コマンドラインインターフェース、またはReactor GUI経由でReactorを使用する場合、少なくとも10~20倍速く大規模なコンビナトリアル列挙を実行することができます。この最適化には、非マッチングのリアクタント構造のプレフィルタリング、並列化とキャッシングの改善が含まれます。

化学的に実現可能な製品を生成する

定義された反応スキーマに基づき、Reactorは多数の反応物に対して仮想反応を実行し、対応する生成物を生成します。詳細な反応スキームの定義により、有機化学の知識を取り込んで仮想列挙を導くことができます。このアプリケーションは、デスクトップアプリケーション、コマンドラインツール、ワークフローツール(KNIME、Pipeline Pilot)、プログラムによるアクセスのためのJavaまたはREST APIとして利用可能です。

【NEW】反応実行速度が大幅にアップ!

Reactorは最近のアップグレードにより、桁違いの高速な反応列挙が可能になりました。コアとなるReactorエンジンの大幅な最適化の結果、API、コマンドラインインターフェース、またはReactor GUI経由でReactorを使用する場合、少なくとも10~20倍速く大規模なコンビナトリアル列挙を実行することができます。この最適化には、非マッチングのリアクタント構造のプレフィルタリング、並列化とキャッシングの改善が含まれます。
  • 多段階反応のサポート
  • シーケンシャルモード、コンビナトリアルモードでの変換
  • 各種ファイルフォーマットのサポート
  • 高速なバーチャルライブラリの生成

Pipeline PilotでのReactor利用事例:アボット社

Virtual reaction design for chemists Experiences with Reactor in Pipeline Pilot – Isabella Haight (Abbott Labs)

SARvision Biologics

SARvision | Biologicsは既存のバイオロジックスソフトウエアの隙間を埋めるデスクトップアプリケーションで、ペプチドや核酸などバイオポリマーのデータを読み込み整理する為の基盤ツールと配列と活性の関連を見出す様々なツールを提供します。
配列解析に最適化されたスプレッドシートが提供され、非天然アミノ酸や化学的に修飾された残基を含む、RNA、タンパク、ペプチドといったバイオポリマーを取り扱うことが出来ます。

特徴

  • ペプチド、抗体、RNAに関する研究をを支援
  • 非天然アミノ酸、環化、化学修飾を含むペプチドの取り扱いが可能
  • ヒートマップによる活性の視覚化機能
  • 興味のある領域のハイライト
  • 活性に大きな影響のある変異の探索(Logo Plot、Invariant Map、Mutation Cliff)
  • 配列データの読み込みとアライメント(自動および手動)
  • ANARCIに基づいたナンバリングアルゴリズムを実装し抗体に自動的にナンバリング(Kabat、Chothia、Enhanced Chothia、IMGT、AHoに対応)
  • 何百もの配列を検討可能
参考文献

 

オンラインチュートリアル

生物学的製剤のシーケンスとデータを保持するために今でもExcelを使用していますか?

こちらのビデオでは、SARvision | Biologicsを使ってより簡単に、ペプチド構造活性相関から多くの知見を抽出する方法をご紹介します。

 

 

クイックスタートガイド

 

 

残基と修飾子のテーブルの準備

これらの2つの重要なファイルの説明

残基/修飾子テーブル

 

データビュー

シーケンステーブルビューでシーケンスとデータを視覚化する方法。

シーケンステーブルの操作

 

Logo and Bar Plots

Logo Plotsは、ペプチドのSARの傾向や、抗体の表現型の特徴を分析するための優れたツールになります。

Logo/Bar Plotの操作

 

Invariant Maps

Invariant Mapsは、配列アラインメントの各位置でどの残基が試行されたか、およびその回数を示します。

Invariant Maps

 

Mutation cliffs

Mutation cliffsは、単一の位置でのみ異なる配列のペアを識別し、突然変異と配列の位置の両方でそれらを編成するために設定されます。

Mutation cliffs

 

サブセットグループの操作

あるビューを別のビューでフィルタリングする方法。

サブセットグループの操作

 

抗体のナンバリング

抗体設計におけるデータへの配列の関連付けを容易にするためのアプリケーションノート。

Antibody Design

 

資料ダウンロード

『機械学習による配列からのペプチド最適化』という資料(全編英語表記)をご用意しております。下記「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてiPROSからダウンロードをお願いします。

お問合せはこちら

お問合せフォーム以外にも、電話やE-mailでのお問い合わせも受け付けています

TEL

03-6256-0331
( 平日 9:00 ~ 17:30 )

SARvision SM

SARvision SMは、化学者にとって重要な仕事のひとつである構造活性相関の検討を支援するソフトウェアです。
独自の最大共通部分構造(MCS: Maximum Common Substructure) 抽出エンジンにより化学構造データを骨格ごとに分類することができ、SARの検討を容易にします。
骨格は予めリストとして与える必要はなく、読み込まれた化学構造式から自動的に生成されます。
骨格ベースのデータマイニングは、記述子ベースのクラスタリングに比べて化学者の感性に近い評価が行え、スクリーニングデータの評価やHit to Leadやリード最適化ステージでの合成戦略の立案などに力を発揮します。

SARvision SMの特長

  • 構造式群から自動的に共通部分骨格を抽出し、骨格ごとに分類したツリーを提示
  • 骨格を物性や活性データでソートしたり、スライダーを使った動的な絞込み
  • 物性値を計算し、活性値と共に迅速にグラフ化(構造情報とリンク)
  • 共通部分構造と置換基を整理しRグループテーブルを瞬時に作成
  • 豊富なグラフィック機能(棒グラフ、2D散布図、3D散布図)
  • RグループテーブルをEXCELやWORDへ出力し効率的にレポートを作成(コマンドラインオプションをサポートしており、他のソフトウエアとの連携も可能)

■NEW■ PROTAC解析モジュール新登場!

リンカー解析モジュールオプションが追加され、バイリガンドのSAR研究をルーチン化、かつ容易に実行できるようになりました。この新しい解析ツールはPROTACを研究するために設計されていますが、リンカーによって結合された2つのリガンドであれば、どのような分子にも対応可能です。
詳細につきましては、「PROTAC解析モジュール」ページをご覧ください。

*分子をリンカーと2つのリガンドに分解し、SARvision|SMのSAR Tableで簡単に解析できるようにします。PROTAC分子の場合、E3リガーゼモジュレーターが特定され、左側に配置されます。リンカーは、2つのリガンドの間に水平に伸ばされて表示されます。残りの部分、ターゲティング弾頭は右向きに表示されます。

チュートリアルビデオ

  • Quick Start - Part 1

    構造データの読み込みと骨格ツリーの構築

  • Quick Start - Part 2

    テーブルの作成とレポートの生成

  • Quick Start - Part 3

    グラフの作成、データの視覚化

  • Rグループテーブルの作成

  • 解説ビデオ 1

    MMP(Matched Molecular Pair)解析機能

  • 解説ビデオ 2

    Scaffold Hopping機能

  • 解説ビデオ 3

    画像の構造を構造式に変換して取込み

  • 解説ビデオ 4

    CDD Vault連携機能

ほとんどの研究者にとってハイスループットスクリーニング(HTS)のデータ分析は今日もなお挑戦的なタスクとなっています。HTS実験に携わる研究者は、データの分析・視覚化・解釈の為に洗練された実用的なソフトウェアを求めています。これらの解決策を説明するために本レポートでは、ChemBankからのアッセイデータセットをどのようにして簡単にSARvisionSMに取込み、素早くSARテーブルを生成し、骨格を抽出し、動的なプロットが1つのデスクトップアプリケーションで行えるかを解説します。

関連製品

ペプチド・抗体・RNAなど大きな分子の配列相関解析にはSARvision Biologics

SMARTS試薬カタログデータベース

試薬カタログの課題を一気に解決!

 

製薬/化学会社では、購入する試薬の調査や危険物管理など、国内法令に準拠した適正な管理を行うために、個々の試薬メーカーよりカタログを取り寄せ、大変な手間をかけて試薬管理および購買システムで必要とされる情報の整備を行ってきました。しかし、海外製の市販試薬カタログデータは年間使用料が高額であり、また国内法令やSDS情報の記載が十分でないことがあります。こうした課題を解決するために、SMARTSは開発されました。


 SMARTSは、国内法規制に対応した構造式付きの試薬カタログデータベースです。SMARTSを利用すれば、製薬/化学会社は試薬の調査や管理を一気に効率化することができます。また、国内法令に準拠した情報を網羅しており、SDS情報も簡単に取得できます。年間使用料も海外製の試薬カタログデータベースに比べて低く設定されています。

 

化学構造式が製品に紐づけられていますので、インシリコ手法で実験に有用な試薬を絞り込み、効率的に試薬を調達することが可能になります。

 

 

約3,200万件の商品と1,100万件の構造式を収録

 

収録ベンダー(50音順・法人格省略)

 

  • アブカム*
  • ATTO NEW!
  • 関東化学
  • キアゲン*
  • キシダ化学
  • コスモバイオ*
  • シグマアルドリッチジャパン合同会社
  • 重松貿易
  • タカラバイオ*
  • 東京化成工業
  • ナカライテスク
  • ナミキ商事
  • フナコシ* 
  • 富士フイルム和光純薬
  • 渡辺化学工業

 

 

 

※上記は販売元であり、製造メーカーは多数収録されています。

* 構造式データが提供されないベンダーです。可能な限りSMARTSの構造式と商品情報の紐づけを行っています。

 

主な収録情報

 

SDファイル(構造式)

  • SMARTS No.(SMARTS独自の化合物ID)
  • InChIKey
  • IUPAC名
  • 化合物構造式(標準化済み構造式)

 

テキストファイル(商品情報)

  • SMARTS No.(SMARTS独自の化合物ID)
  • 化合物構造式(標準化済み構造式)
  • 販売元名称
  • 販売元カタログ番号
  • 製品名
  • 製品別名
  • 容量
  • 規格
  • カタログ表示価格
  • 法規制情報(毒劇法、薬機法、消防法など)
  • 法令コード
  • 法令正規化略称
  • 化管法号番号
  • SDSリンク(URL)
  • 保存条件

 

ライセンス形態

  • 利用ユーザーに基づく年間ライセンス価格(サイトライセンス有り)
  • 最高年4回のアップデート
  • 契約に際して事前審査があります。(試薬ベンダー様等へは販売できない場合があります。)

 

ご注意

  • すべてのデータ項目に値が収録されているわけではありません。実際にデータが提供されるデータ項目はベンダー・製品毎に異なります。
  • 法規制情報はベンダーが提供した情報を基に表現を統一して提供しています。その正確性、網羅性を保証するものではありません。
  • お客様個別のご依頼に基づき、CAS登録番号の調査・提供に対応致します。

 

 

資料ダウンロード

下記「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてiPROSからダウンロードをお願いします。

Solubilityグループ

溶解性は、創薬において分子の吸収と分布のカギとなる重要なファクターのひとつであることから、常に最適化の対象となります。そのため高精度の溶解度予測ツールは、開発の初期段階においてきわめて重要です。

構造に基づいた予測

ChemAxonの新しいAqueous Solubility Predictorは、入力した分子のトポロジーに基づいて溶解度を予測します※1。また単にintrinsicな水溶解度を予測するだけでなく、pKaとMicrospeciesの予測エンジンを組み合わせて、各pHレベルにおける溶解性を計算します。
  1. 参考文献
    ADME Evaluation in Drug Discovery. 4. Prediction of Aqueous Solubility Based on Atom Contribution Approach
    J. Chem. Inf. Comput. Sci. 2004, 44, 266-275
    http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ci034184n

定量的または定性的な予測

定量的溶解値の単位オプションとして、デフォルト設定のlogSのほかにmg/mL, mol/Lを選択できます。
また定性的予測として、溶解度カテゴリー(High, Moderate, Low)も表示されますので、大まかな予測のみが知りたい場合などに便利です。

精度

120種類のテスト分子セットを用いて、本製品のパフォーマンスをKlopmanらによる一般的なGroup Contribution Method と比較したところ、本製品は非常に高精度な予測結果を示しました。

本製品: r = 0.96, s = 0.79, UME = 0.57
KlopmanらによるGroup Contribution Method: r = 0.96, s = 0.84, UME = 0.7

ご利用形態

  • Marvin Sketchのプラグインとして
  • cxcalcコマンドラインツールとして
  • Chemical Termsの機能として

今後、記述子ベースの予測や学習機能追加などの開発も行っていく予定です。

Standardizer

構造表記の多様性の問題を解決

Standardizerrは構造式標準化のモジュールで、様々な表記方法の構造式をルールに基づき標準的な表記方法に変換します。データベースに登録された構造式を標準化することで確実で効率的な検索が可能になります。

構造表記を標準化し取り扱いを容易にします

化学者は構造式を描くときは通常それぞれの化学者の好みの描画スタイルで描きます。このような原因により、異なる表記方法の同一の化合物が重複して データベースに登録されたり、検索の際、意図した化合物がデータベースに存在するにも関わらず、検索に用いた表記方法と異なっている為にヒットしないと いった問題が生じることがあります。また、コンピュータシステムによってバーチャルに化合物を生成した場合や外部から購入した化合物ライブラリのSDファ イルを自社データベースに登録する際も同様の問題が生じることがあります。これらの問題はStandardizerrにより解決可能です。

変換機能

複数のソフトウェアによって生成されたバーチャルライブラリーや、外部の組織より入手した構造情報に関してとりわけ構造式表記の違いに起因する問題 が起こりがちです。また、ケミストによって塩の表記や短縮表記の使い方が異なる場合があります。 Standardizerrは標準化により化学構造式のあいまいさを排除します。
  • アロマタイゼーション/デアロマタイゼーション
  • 水素原子表記の取扱い(表示/省略/立体を示す水素は省略しない)
  • メゾマーの変換(nitro,azide,etc)
  • トートマーの変換(oxo-enol,enamine-iminine,etc)
  • テンプレートに基づいたクリーニング
  • グルーピングの解除
  • 塩、溶媒の除去(サイズ,リスト)
  • バッチ処理機能
  • ユーザー指定の標準化ルールのサポート

Standardizer and Structure Checker in a Corporate Environment

Structural Calculationsグループ

Charge Plugin:パーシャルチャージ、分極率、電気陰性度の計算

Charge plugin:パーシャルチャージの計算

Partial charge distributionはイオン化定数や反応性、ファーマコフォアパターンなど多くの物理化学的プロパティーを決定づけます。Charge pluginは改変されたGasteiger の方法に基づき個々の原子のパーシャルチャージを計算します。(J.Gasteiger and M.Marsili: Tetrahedron Vol. 36. , pp. 3219-3288 (1980), M.Marsili and J.Gasteiger: International Symposium on Aromaticity, Dubrovnik, Yugoslavia , Sept (1979), Croat.Chim.Acta. (1979) )トータルチャージはシグマおよびパイチャージコンポーネントから計算されます。結果をMarvinSpace上にマッピングすることもできます。

Polarizability plugin:分極率の計算

Polarizability pluginはパーシャルジャージの効果を考慮に入れて分極率を計算します。

Orbital electronegativity plugin:電気陰性度の計算

Orbital Electronegativity Pluginは原子のパーシャルチャージディストリビューションから電気陰性度を計算します。

Conformation Plugin:コンフォマーの発生、重ね合わせ、MD計算

Conformer plugin:コンフォマーの生成

Conformer pluginは安定した3次元構造を発生します。コンフォマーの安定性は分子動力学力場のフレームワークにおいて計算されたエネルギーの比較により評価されます。3次元構造は分子の物理化学的性質や反応に大きな影響を与えます。また、Dreiding あるいはMerck Molecular force-fields (MMFF94) を用いて最少エネルギーのコンフォマーを得ることも可能です。

3D Alignment plugin:分子の重ね合わせ

3D Alighnment Plugin 分子を重ね合わせする際、2種類の異なるアプローチを用いることができます。1つ目は入力されたコンフォメーションを用いるリジットアプローチで、2つ目は三次元座標をオンザフライで調整して重なりを最大化するフレキシブルアプローチです。

Molecular dynamics plugin:分子動力学計算(MD)

分子動力学シミュレーションは分子構造を動的に変化する実態として説明することを目的としています。柔軟な分子の構造はコンフォマーを用いるよりも、分子動力学シミュレーションによって求めた軌跡を用いる方がより正確に説明ができます。Molecular Dynamics Pluginは分子力学の力場を用いて原子核の位置を計算します。計算結果の軌道は分子の羅列やアニメーションにより確認することができます。

機能一覧

  • Display: 表示モード
    • Frames: 軌跡フレームの個別表示
    • Animation: アニメーションにより軌跡を表示
  • Forcefield: 計算に用いる力場
  • Integrator: ニュートン力学を解く為に用いる積分形式
  • Simulation steps: シミュレーションステップ数
  • Step time: シミュレーションステップ間の時間(fs)
  • Initial temperature:系の初期温度(K)
  • Start time of display: 表示される最初のシミュレーションフレームの時間(fs)
  • Frame interval: シミユレーションフレームの表示間隔(fs)

Huckel analysis Plugin:局在エネルギー等の計算

アロマティックセンターに対する電子吸引性および核吸引性の作用に関する局在エネルギーL(+)とL(-)はヒュッケル法によって計算されます。 小さな(+)とL(-)はアロマティックロケーションの反応性が高いことを示します。E(+) あるいはNu(-) における原子の順番はそれらの局在エネルギーに応じて調整されます。また、トータルΠエネルギー、Π電子密度、および総電子密度もヒュッケルの方法により計算されます。

Refractivity Plugin:モル屈折率の計算

Viswanadhanらが提案したアトミックメソッドに基づきモル屈折率を計算します。モル屈折率は分子の体積および薬物受容体との相互作用に重要な影響を与えるロンドン分散力と強い関連性があります。

Geometry Plugin:分子の様々な幾何学的パラメータを計算

Topology Analysis Plugin:トポロジー分析

Topology Analysis は分子の位相幾何学的な指標を計算します。例えばリングに関しては、リング数、脂肪族・芳香族リングの数、縮合環の数、最小・最大のリングなどの値を算出します。その他ローテータブルボンド数、ステレオセンター数や各種インデックス(Wiener, Szeged, Platt, Randicなど)を算出します。

幾何学的指標の計算

Geometryは分子の幾何学的な指標を計算します。計算に供する入力分子はユーザーが入力した分子とするかエネルギーが最小のコンフォマーとするかをユーザーが選択できます。
  • Dreiding energy:3次元構造(コンフォメーション)の安定性に関連するエネルギー
  • Hindrance:電子対共有範囲と幾何学的距離より計算した原子の立体障害

Polar Surface Area Plugin:極性表面積の計算

極性表面積(2D PSA)は分子の極性原子によって形成されます。 PSAは膜を介する分子の受動輸送と高い相関関係を示し、医薬分子の輸送量に関する予測に利用できるディスクリプターです。計算結果は実用上3D PSAとほぼ同じ結果を得られますが、3D PSAと較べて約100倍高速に計算できますので、大規模なバーチャルライブラリのバイオアベイラビリティースクリーニングに適しています。

Molecular Surface Area Plugin:分子表面積の計算

Molecular Surface Area は Van der Waals と solvent accessibleの2タイプの分子表面積を計算します。

Hydrogen Bond Donor-Acceptor (HBDA) Plugin

ドラックライクネスの評価に有用な水素結合ドナー、アクセプター計算します。
入力構造の個々の原子の情報、および分子全体のドナー、アクセプターの数を表示できます。またpH毎のカウント値をグラフ表示できます。

Structural framework Plugin:骨格の抽出(MCS,Bemis-Murcko framework)

構造の比較において、骨格の抽出は、構造検索やクラスタリングと並んで重要な役割を担っています。良く知られた方法としては、構造ベースのクラスタリングを可能にするBemis-Murcko frameworkがあげられます。本ツールでは様々なパターンのフレームワークを抽出できます。
  • fused ring systems
  • largest fused ring systems
  • the complete set of smallest rings in a structure
また、本ツールは複数の分子から最大共通部分構造(MCS:maximum common substructures)を計算できます。

関連リンク(英文)

 

Documentation

 

API Docs

 

Training & Examples

 

Support & FAQ

 

 

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TEL

03-6256-0331
( 平日 9:00 ~ 17:30 )

Structure Checker

Structure Checker化学構造のバリデーションツールで、潜在的な問題の原因となり得る構造式のエラーを検出し、修復を行います。
Structure Checker ウィザードは構造式のエラー検出と修復を行う為のデスクトップアプリケーションです。SDファイルのような大きなファイルをスキャンし、構造式描画上のエ ラーをスキャンし、問題を修復します。本アプリケーションはマニュアルモードも備え、問題のある構造を表示し、ユーザーがマニュアルで修正することもでき ます。
自動的な修正は様々な問題に対応しており、バリデーションレポートの生成も可能です。シンプルなウィザードによるガイドにより、詳細な設定が容易に可能です。
また、Structure Checkerはコマンドラインでの利用やAPIの利用も可能です。合物登録システムなどの業務アプリケーションに組み込んで利用することができます。

エラーチェックの例

  • Aromaticity
  • Chiral flag
  • Coordination system
  • Ring strain
  • Reaction map
  • Valence
  • Wedge

その他の課題検出の例

  • Abbreviated group
  • Alias
  • Atom map
  • Atom value
  • Attached data
  • Bond angle
  • Bond length
  • Covalent counterion
  • Crossed double bond
  • Explicit hydrogen
  • Isotope
  • Metallocene
  • Missing atom map
  • Multicenter
  • Multicomponent
  • Overlapping atoms
  • Overlapping bonds
  • Pseudo atom
  • Query atom
  • Query bond
  • Pseudo atom
  • Radical
  • Solvent
  • Three dimension
  • Wiggly double bond

Restoration of Molecular Artifacts

Structure to Name (S2N)

IUPAC規則に従って構造式から IUPAC 名を生成します。さらに、該当する化合物の場合は、従来名も生成できます。ラジカル、天然物、またはペプチド配列の命名もサポートされています。また、公的WebサービスからCAS登録番号を取得します。

構造式から慣用名またはIUPAC nomenclature recommendations (International Union of Pure and Applied Chemistry 、国際純正・応用化学連合) に基づく化学名を生成します。なお、CAS登録番号® の生成には 公的Web サービスを利用して取得します。詳細については、CAS Registry Numbers® に関する通知をお読みください

本製品はMarvin Sketch、Marvin View、コマンドラインツール(cxcalc)によるバッチ計算、 ChemAxonケミカルターム (Chemical Terms)、Instant JChemからまたはAPIを通じてカスタムプログラムから利用することができます。

 

サポートされている命名法

 

制限事項

  • 複数のラジカルを含む分子 (例: ) はまだ未サポートです。(例:ethane-1,2-diyl)
  • アミノ酸とペプチドは、アミノ酸がグループとして定義されている場合にのみサポートされます。
  • 配位結合を含む分子はサポートされていません。
  • 命名法のいくつかの側面は、特に、融合系、3つ以上の環の集合体、乗法命名法などの複雑なケースにおいては部分的にしか実装されていません。これらの場合、好ましくないですが化学的に正しい名称が生成されます。