Excelra と AsedaSciences® は、研究者が小分子毒性評価を行う際に利用できる、単一かつ使いやすいプラットフォームを提供するための戦略的共同マーケティング契約を締結したことを発表しました。
スイス・Schindellegi、2024年6月 — 小分子毒性評価は創薬における大きな課題であり、開発初期段階で候補化合物の潜在的毒性を正確に評価することが求められています。この課題解決に向け、AsedaSciences と Excelra が協業することになりました。AsedaSciences は高品質な予測小分子データの生成・解析・可視化における世界的イノベーターであり、Excelra はデータおよびデジタルインサイトの分野をリードするグローバル企業です。
今回の Excelra との戦略的契約は、AsedaSciences の革新的な 3RnD® プラットフォームを共同でマーケティングし、Excelra の 1,000 万件以上の化学構造と拡大を続ける GOSTAR® データベースにより強化しつつ、その普及をさらに広げることを目的としています。これにより、科学者コミュニティに対し、単一で使いやすいインターフェースを通じて情報を統合しアクセスできる、新たな基準を確立します。
AsedaSciences が開発した 3RnD プラットフォームは、検証済みの New Approach Methods（NAMs）から得られる高品質データを統合・可視化する新たな基準を示し、より安全な化合物の選択、優先順位付け、推進を支援します。このクラウドベースの AI 主導型リスク評価ツールにより、研究者は化学構造と生物学的作用との関係を迅速に把握できます。また、構造活性相関（SAR）情報を備えた包括的な小分子データベースである GOSTAR データを統合することで、AsedaSciences は創薬および開発に対する取り組みをさらに強化しています。
この協業は、患者および環境の安全性とサステナビリティを最優先しながら、創薬および開発の高度化に取り組むという両社の共通した姿勢を反映しています。この取り組みにより、世界中の研究者は、数百万件の化合物構造に関する高度なツール、データ、キュレーションされた情報に、使いやすいプラットフォームを通じてアクセス可能になります。これによって、創薬および開発の時間が短縮され、意思決定の効率および生産性が向上します。
「Excelra との提携は、データ統合および可視化を通じてより安全な化合物設計を支援し、生産性を向上させることで、国際的な創薬活動を後押しするという AsedaSciences の取り組みをさらに強化するための戦略的な一歩です」と、AsedaSciences の CEO である Brad Calvin 氏は述べています。
さらに同氏は、「GOSTAR を 3RnD プラットフォームに統合することで、小分子領域における比類のないインサイトと分析を提供できるようになり、研究者のより安全で持続可能な化合物の開発を支援します」と続けています。
「AsedaSciences は、製薬および化学産業の未来に向けた当社の価値観とビジョンに合致する企業であり、その AsedaSciences と協業できることを非常に嬉しく思います」と、Excelra の Platforms & Data 担当 VP である Norman Azoulay 氏は述べています。
同氏は続けて、「GOSTAR データを 3RnD に統合することで、当社が保有する膨大な小分子データを、より広範な科学コミュニティへ提供できるようになります。これにより、研究者は高品質な情報を活用しながら小分子プログラムを推進できるようになり、安全な設計と環境保全の促進にも寄与します」と述べています。
AsedaSciences と Excelra の共同マーケティング契約は即日発効し、両社はシームレスな統合を実現するとともに、強化された機能を全世界の顧客基盤に向けて共同でマーケティングすることに取り組んでいます。
AsedaSciences および 3RnD プラットフォームに関する詳細は、AsedaSciences Home と 3RnD.com をご覧ください。
公式発表の詳細については、AsedaSciences Press Release をご参照ください。
Excelra および GOSTAR プラットフォームの詳細は、Excelra | Data Science and informatics services をご覧ください。
日本語のGOSTAR プラットフォームの詳細は、こちらをご覧ください
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