製品カテゴリ
低分子創薬 / 研究情報基盤
化合物最適化では異なるグループが様々なツールを用いて進められます。このため、分析結果や議論の内容が散逸してしまい、貴重な知見やノウハウの共有や再利用がなかなか進まないというのが現実です。Design Hubは様々なツールを統合し単一のプラットフォーム上で化合物設計とアイデア管理を行うことで、「コラボレーションの場」を提供し、着想から成功に至るまでの思考過程やデータ記録し、シェアし、組織学習を促進します。
化合物設計とリアルタイム分析
Design Hubは個人向けのワークベンチとしても複数のサイエンティストによるブレーンストーミングとしてもお使頂けます。分子構造描画ツール上で構造を編集すると、描画した構造の物性や既知の類似化合物の情報などをリアルタイムで表示し、意思決定を支援します。本機能により、既存化合物ライブラリーデータとの比較や絞り込み、三次元構造の描画によるファーマコフォアモデルの検討まで、高速にアイデアをレビューできます。
外部リソースの取り込み
フレキシブルに設計できるプラグイン環境により、社内・社外ライブラリーデータといった外部リソースや、分子シミュレーションツール・パイプラインツールといったChemAxon製品・サードバーティ―モジュールを取り込むことができます。
JavaScriptベースのカスタマイズ可能なプラグインと豊富なテンプレート
REST・SQL・CLI方式による任意のサービスとのデータ連携
プラグイン種類
- Real-time plugins: 2D分子構造と連携してリアルタイムに結果が反映されます
- Exporter plugins: 結果を異なるデータフォーマット(SDF, PPTX, DOCX, ELNフォーマット等)で出力します
- Resolver plugins: 化合物IDから分子構造に変換(Name to Structure)します
- Storage plugins: 結果をSQLデータベース(Oracle, PostgreSQL, MySQL等)にバックアップします
- URL integration: 外部アプリケーション(IJC, Plexus等)から分子情報を読み込みます
アイデアとプロジェクトの管理
Design Hubは化合物設計に関わる情報を一元管理することにより、エビデンスに基づいた化合物設計を実現します。- 仮説ごとにオリジナルデータや議論内容をまとめて管理
- 構造最適化の検討段階で分析に用いたデータをデザインセットとしてそのまま保存
- カンバンボードを用いることで今現在誰が何を担当しているか、進捗状況を可視化
CROへの合成受託に伴うプロジェクトリーダーの負担を低減
創薬業界では、CRO(医薬品開発業務受託機関)へ合成委託するケースが増えています。
専門的な作業を任せることができる一方、CROとの情報授受においては、機密情報の保護などのセキュリティ面にも細心の注意を配る必要があるため、プロジェクトリーダーの負担は益々増えています。
Design Hubは一つのシステム上で社内のみならずCROの作業管理が可能です。会社または個人単位で見れるもの・見れないものなどの設定が可能な為、安全に社内外の作業を一元管理できます。
詳しくは以下の動画をご覧ください。-
Jenny Viklund Compound design and progression tracking with CROs
化合物のデザインとCROとの共創における作業追跡
Design Hubホワイトペーパー
全ての資料はiPROSからダウンロードできます。以下、それぞれのダウンロードボタンを押下するとiPROSにリンクします。Design Hubに関する資料はこちら。創薬DMTAにおける共創環境に関する解説資料はこちら。DMTAサイクルにおけるCROとの連携に関する解説資料はこちら。特許文献を用いた新規薬剤の自動設計に関する解説資料はこちら。活用事例
Design Hubが既存ユーザーにどの様に使用されているか、活用事例をご参照下さい。
-
Design Hub End User View
2D 構造設計基盤としてDesign Hubを活用 -
Patent application management using ChemCurator and Design Hub at Sprint Bioscience
特許調査の目的でDesign Hubを利用
動画ライブラリ
導入
DesinHubはSOC2認証取得済みのセキュアなクラウド環境でシングルテナントとしてご利用いただけます。
オンプレミスでのご利用をご希望される場合はコンテナイメージによるセットアップが可能です。
評価版をご試用になれますので、ぜひお問合せ下さい。