年々増えていく化合物、複雑化・多様化する試験、試験状況の確認等試験に関するその他業務など、科学者や研究者の皆様を取り巻く環境はますます煩雑化しています。
Quick Requestは、試験に関する様々な課題を抱えるお客様のご要望を実現したシステムです。主にDMTAサイクルのT(テスト)部分をサポートし、抱えている試験を視覚的に見やすく示すだけでなく、依頼部門と試験部門の連絡手段を集約することにより、連絡・連係ミスを防ぎ、試験の更なる効率化を図ります
本システムの根幹となる、ワークフローのサポート機能があります。試験ごとに設定可能です。以下のように試験依頼のサポートをします。
依頼化合物の登録:自社化合物DBシステム、テキストファイル、Design Hubから登録可能
依頼:希望する化合物(及びロット)と試験、優先度を指定して依頼
承認:上長や試験管理者からの承認、コメント付きでの差し戻し時に依頼者へメール通知
受付:受付担当者による受付、コメント付きでの差し戻し時に依頼者へメール通知
完了:試験値が登録された後、完了ステータスに更新(試験値データベースとの連携が必要)
本システムでは、社内運用に合わせ「ロール」という単位を各ユーザーに付与することで様々な権限の設定ができます。例えば、ユーザーごとの権限の設定、プロジェクト毎のアクセス権限など社内・プロジェクト等に合わせた権限設定が可能です。こういった設定が不要である場合には、全ての権限を未設定にしても運用いただけるような仕様になっていますので、多様なユーザーニーズに対応できます。
システムのトップページに、試験を一覧表示しており、依頼状況も可視化されています。承認待ち、試験受付待ち、キャンセル等のステータスでそれぞれの状況を表します。
各化合物に関する試験履歴の保持
「依頼者」「承認者」「受付者」へのメール・コメント送信
各種マスター(コメントマスター、試験タイプなど)管理
優先度の設定
重複試験のチェック警告
試験に必要な最低試験量が指定されている場合の警告
試験項目の文字列部分一致検索
複数試験項目をまとめて依頼するセット機能
ファイル(Excel、タブやカンマ区切りテキストファイル)や別システムからの化合物登録機能
オプションとして、弊社が総代理店として提供しているChemaxon社製品のDesign Hubとの連携が可能です。Design Hubとは、「仮説駆動型」及び「データ駆動型」アプローチを統合し、創薬の早期段階におけるDMTAサイクルを効率化するための画期的な情報プラットフォームです。
このシステムを連携することにより、以下の様々な機能が追加されます。
試験依頼の登録
自動的にアイディア化合物に試験値を表示
各種マスター(コメントマスター、試験タイプなど)管理
Design Hub上のステータスを自動的に「試験完了」に変更
Design Hubからの試験依頼
このように様々な機能が追加されることにより、Quick Requestを有効活用できるだけでなく、お客様のDMTAサイクルの効率化にも役立ちます。
化合物データベースとの連携
試験値データベースとの連携による、自動試験完了検知
自社データベースとの連携による、構造式表示やIDチェック
サンプル・ロットデータベース連携による、試験依頼を行うサンプル・ロットの選択
プロジェクトマスターとの連携による、プロジェクトベースのアクセス制御
本製品は以下のシステム構成により提供いたします。
ブラウザ
ウェブブラウザがあればどこからでも利用可能
例:Google Chrome, Internet Explorer, etc...
サーバー
Windows
Linux
データベース
Oracle
PostgreSQL
Quick Requestの機能をまとめたカタログは、以下のダウンロードボタンからダウンロード下さい。
Quick Request