ChemAxonツールのライセンスと、JChem Extensions for KNIME(※1)を用いることで、研究者がKNIMEワークフロー内でChemAxonツールを活用できるようになります。
※1 販売元:Infocom http://infocom-science.jp/product/detail/jchemextensions.html
KNIMEは、データアクセス、データ変換、初期調査、強力な予測分析、ビジュアライゼーション、およびレポート作成など、分析プロセス全体の使いやすいグラフィカルなワークベンチです。KNIMEはオープンなインテグレーションプラットフォームで、KNIMEコミュニティおよび広範なパートナーネットワークを含めて1000を超えるモジュール(ノード)が提供されています。
KNIMEは創薬分野に限らず一般的な目的で設計されており、基本的なセットアップには多くの分野で共通の機能が含まれていますが、同時に多くのケムインフォマティクスおよびバイオインフォマティクス関連の拡張ツールがあり、とくに創薬初期で有用な化学構造管理や分析などに広く活用されています。
ChemAxonツールはモジュール化され、さまざまなソフトウェアに統合されています。しかしユーザーにとって機能が不足している場合や特定のプロセスが必要な場合は、通常はプログラミングを行う必要がありました。KNIMEは、これらのモジュールをワークフローのビルディングブロックとして使用できるようにすることで、プログラミングのハードルを克服します。その結果、ユーザーは独自のChemAxonアプリケーションを手軽に作成することができます。
KNIMEはオープンプラットフォームなので、さまざまなベンダーが提供する多数のオープンソースと商用の拡張ツールがあります。この多様性により、研究者はChemAxonのモジュールだけでなく他のモジュールも統合することができます。たとえば、ChemAxonツールを使用して構造をキャラクタライズした後に、仮想ライブラリ列挙では選択した構造を他のパートナーのドッキングツールにパイプする、といったことが可能です。
JChem Extension for KNIMEライセンス(販売:Infocom)
および
使用するChemAxonツールの各ライセンス(販売:Patcore)
ChemAxonツールは、KNIME以外にもPipeline PilotやInforSenseでも実装されています。
また、TIBCO SpotfireとChemAxonのパートナーシップにより、化学者やライフサイエンスのコミュニティに新しいレベルの視覚化、分析、探査ツールが提供されています。TIBCO SpotfireのAnalytical PlatformとChemAxonのInstant JChemを統合することで、複数のリンクビジュアライゼーションや化学構造の表示を使用して複雑なデータセットの傾向を把握することができます。