パトコア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:中村明弘)は、ジャパンメディカルデバイス株式会社(JMD、本社:東京都品川区、代表取締役:岡野貴史)が実施した第三者割当増資にCABC’Sグループの株式会社Q'sfix、中村明弘、心臓シミュレータI有限責任事業組合、心臓シミュレータII有限責任事業組合を引受先とする第三者割当増資による総額5億5,200万円の資金調達に貢献しました。
本資金は、研究開発中の「心臓再同期療法の効果予測」の実用化・事業化に使用され、PMDAおよびFDAへの薬事承認取得に向けた申請プロセス、臨床試験費用、計算機やソフトウェアの購入、プログラムの品質改善、業務支援システムの開発、QMS/ソフトウェアライフサイクル/リスクマネジメントの構築、申請手続き費用などに充てられます。
これにより、サービスの実用化・事業化を促進し、患者に早期提供することを目指します。また、効果のない治療を減らし医療費の削減に貢献し、患者の治療満足度とQOL向上に寄与します。
ジャパンメディカルデバイス(JMD)について
JMDは、心臓シミュレータ(UT-Heart)を活用した新たな医療機器コンピュータシミュレーションサービスを研究開発しています。
心臓シミュレータ(下図)とは、東京大学と富士通が10年以上かけて、スーパーコンピュータ上で作り上げた、世界最高峰のテクノロジーです。CTや超音波画像を含む臨床データをインプットデータとし、スーパーコンピュータの演算能力を活用して、分子レベルの電気的・力学的挙動を計算することで、個人の心臓の動きを忠実に細かい部分まで再現できます。
現在、東京大学発ベンチャーである株式会社UT-Heart研究所や他の協力機関と一体となって、様々なコンピュータシミュレーションサービスを研究開発しています。そして、研究開発したサービスの実用化・事業化を実現することで、世界の心臓病治療の進歩に貢献し、全人類のQOL(Quality Of Life)向上に寄与します。
設立:2020年(令和2年)11月16日
プレスリリース:【プレスリリース】第三者割当増資による資金調達のお知らせ(2022.09.05)