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CBI学会2024年大会:10/31 ランチョンセミナー【LS10】のご案内

作成者: Patcore|Oct 15, 2024 9:22:22 AM

 

開催概要

日時:2024年10月31日(木)

場所:タワーホール船堀 4F 401

セッション番号: LS10

 

 

 

LS10-01

 

講演者:Dr. Chandra Sekhar Pedamallu

Dr. Chandra Sekhar Pedamalluは、Excelraのバイオインフォマティクス部門の副社長として、データを活用した創薬と開発を推進しています。シンガポールの南洋理工大学でPh.D.を取得し、ハーバード大学やブロード研究所で研究を重ねました。80以上の論文を執筆し、世界で高く評価されている科学者です。

 

概要

腫瘍学における薬剤併用療法の利用は、治療効果を高めると同時に副作用を最小限に抑える強力な戦略として、ますます認識されています。異なる薬剤間の相乗効果を活用することで、癌治療において著しく改善された結果が期待できます。薬剤の組み合わせは、主に文献マイニングと薬剤スクリーニングデータに基づくde novo探索という2つの主要な戦略によって特定されます。

文献マイニングは、既存の併用療法の特定を可能にし、これらの既存の組み合わせを検証するための重要なツールとして機能します。一方、de novo探索は、特定の疾患に特化した新しい組み合わせの特定や、PD-1阻害剤のような固定された薬剤に適したパートナーの発見に焦点を当てています。
ネットワークベースのモデルや機械学習(ML)技術を含む予測手法は、効果的な薬剤ペアを発見する上で大きな可能性を示しています。最近の進歩により、MLの応用がさらに洗練され、最適な薬剤の組み合わせをより正確に予測できるようになっています。

in silico 手法は、このプロセスにおいて重要な役割を果たし、臨床的な検証に先立って潜在的な治療シナジーを迅速かつ費用対効果の高い方法で探索する手段を提供します。これにより、腫瘍学における併用療法の開発が加速されます。Excelraは、文献ベースのアプローチとde novoによる併用パートナーの特定の両方において専門的な知識を提供し、創薬コンビネーション発見のための包括的なソリューションを提供しています。

 

 

 

LS10-02

 

講演者:パトコア株式会社

概要

 

PatSnapは、シンガポール発の急成長企業で、AI技術を駆使した特許・技術情報調査ツールを提供しています。ソフトバンクやVertexも投資する注目のAIベンチャーで、優れたユーザーインターフェースと高度なデータ解析機能をリーズナブルな価格で提供しています。

 

本セッションでは、製薬企業の研究開発や知財部門にとって強力な支援ツールである「Bio」と「Synapse」に焦点を当ててご紹介します。

 

「Bio」は、製薬・バイオテクノロジー向けの特許調査ツールで、DNA、RNA、タンパク質配列の検索を通じて網羅的な特許情報を提供します。独自のAI技術によりFTO(他社知財侵害調査)を大幅に改善し、検索漏れを最小化します。特に「縮退配列検索」「化学修飾配列検索」、および複数配列の一括検索など、他にない独自の機能を持ち、「Analytics」との連携でより詳細な特許解析が可能です。


「Synapse」は、製薬業界向けのR&Dインテリジェンスツールで、医薬品に関する特許、文献、臨床試験などの情報を統合し、効率的な検索と分析を支援します。ホワイトスペースの発見、競合リスクの予測、特許戦略の構築を支援するほか、AIアシスタント「PatSnap Copilot」による特許要約やレポート作成、ナレッジグラフによる情報の視覚化が可能です。これにより、研究開発、ライセンス契約、M&A、マーケティングなどの意思決定を強力に支援します。特許情報の整理、最新の薬物開発動向、競合の特許戦略分析を効率化し、戦略的な意思決定をサポートします。