製薬業界は医薬品開発における高い欠落率に対処する為、常に巨大なプレッシャーにさらされています。低分子候補化合物の物性値に対する潜在的な関連性の解析による薬効と安全性に関連する失敗件数を減らす試みは、各社におけるデータ量の制限により、はっきりした結論を得ていませんでした。
本論文は、アストラゼネカ、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、ファイザー各社からの薬物候補を回顧的に解析し、その有効性を論じています。上記各社はChemAxonのプロパティー計算ツールを用いて、物性値の計算を行っています。
An analysis of the attrition of drug candidates from four major pharmaceutical companies
Michael J. Waring, et al.
Nature Reviews Drug Discovery 14, 475-486 (2015) doi:10.1038/nrd4609 Published online 19 June 2015
ChemAxon プロパティー計算ツールについてはこちらをご覧ください。