昨今危険ドラッグ(脱法ハーブ/脱法ドラッグ)に関連した事件が相次き社会問題となっております。これは、麻薬や覚せい剤の類似化合物が中国など海外で盛ん合成され、流通してきている為であると言われています。これに対応する為、厚生労働省は、成分構造が似た物質をまとめて違法薬物とする「包括指定」を導入し、この4月からは指定薬物の製造・販売に加え、所持や使用も禁止するなどの規制強化を行っています。 また、独自に薬物規制を実施している東京都も「東京都薬物の濫用防止に関する条例」を7月1日より改定し、罰則を強化するとともに、新たに8化合物を都知事指定薬物に指定しています。 日々多種の化学物質の製造・譲渡・輸出入などを行っている製薬会社や化学会社などでは、何らかのアクションに先立って、扱おうとする化学物質の最新の法規制を確認することが必須となりますが、規制の強化により増々負担が増大し、規制情報を見落とすリスクが高まっています。
化学物質を表現する普遍的な方法である構造式から、規制該非を迅速に判定するCRAIS Checkerは、CAS番号や規制物質名のリストの調査などでは難しかった包括指定や都知事指定薬物などの最新の規制にも対応し、より迅速・確実なコンプライアンス対応をサポートします。 また、弊社の法規制物質チェック技術は欧米の大手製薬会社などで組織されるピストイアアライアンス(Pistoia alliance)の規制薬物コンプライアンス対応のためのソリューションに選定され、現在北米、欧州各国、インドなどの薬物規制に対応した「Cmpliance Checker」を世界市場で販売しております。